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卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

卵子や、女性ホルモンを作っている卵巣に、水のようなものが入った袋ができることがあります。
これを卵巣嚢腫と呼びます。
卵巣嚢腫には色々なタイプのものがあり、大きさも数センチの小さなものから、グレープフルーツ大や人の頭以上にまでなるものもあります。
卵巣嚢腫は殆どの場合が良性ですが、ごくまれに卵巣がんの可能性もありますから、見つかった場合には、良性か悪性か、治療が必要かどうかを判断しなければなりません。

● 症状は?
卵巣嚢腫ができても、何も症状が出ない事が多いので、産婦人科を受診した際に偶然見つかるというケースも少なくありません。
嚢腫が大きくなると、下腹部が痛くなったり、膀胱が押されてトイレが近くなる事もあります。
卵巣嚢腫が大きくなって、捻じれた場合には、突然激しい腹痛や吐き気などに襲われる事もあり、その場合にはすぐに手術が必要になります。

● 卵巣嚢腫の種類

◇ 機能性嚢腫 ◇
排卵日頃に腫大しますが、自然に消えてなくなる嚢腫です。通常排卵する為に大きくなった卵胞が排卵せずに残ってしまう事があり、その状態です。次の月経頃から数か月で消えてなくなる場合がほとんどです。

◇ 単純性嚢腫 ◇
良性の卵巣腫瘍で、丸い袋の中身が水だけのものです。若い女性にはとても多く見られます。小さなものはそのまま経過観察になるケースがほとんどですが、悪性部分が隠れている事もごく稀にありますから、定期的な検査は必要です。

◇ 皮様嚢腫 ◇
同じく良性の卵巣腫瘍ですが、中身が水ではなく、油分や頭髪や骨や歯が出来るものもあります。
小さいものは経過観察ですが、次第に大きくなり手術が必要になる事も多い腫瘍です。

◇ 子宮内膜症性嚢腫 ◇
子宮内膜症が原因で卵巣にできた嚢腫の事です。卵巣に子宮内膜ができてしまった状態で、月経のたびに卵巣内でも出血がおこってドロドロのチョコレート色の血液が溜まってしまいます。そのためチョコレート嚢腫と呼ばれることもあります。月経ごとに大きくなっていき、下腹部痛が起こります。

● 卵巣嚢腫の診断と治療

卵巣嚢腫は、婦人科検診の内診や超音波検査で発見できます。
詳しい超音波検査では、卵巣嚢腫の種類もある程度特定できます。

悪性腫瘍の疑いがある場合には、血液検査をし、それでも分からない場合には、CTやMRI検査をします。

良性の場合には、経過観察となるケースがほとんどですが、大きくなったり捻じれたりといった場合には手術や内視鏡手術を行います。
良性の場合には、身体にも負担が少なく傷も少ない内視鏡手術を行う場合が多いです。
内視鏡手術が困難であったり、悪性の可能性がある場合には、開腹手術が行われます。
卵巣嚢腫の手術は婦人科系では簡単な手術の部類といっていいでしょう。

しかし子宮内膜症性嚢腫の場合は、今後の妊娠への影響もありますので、慎重に対応したいものです。病院によって、治療方針も様々ですから、セカンドオピニオンも検討するといいでしょう。

 

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